平成31年4月29日、全国植樹祭1年前記念イベントが松江市宍道のふるさと森林公園で開催され、本校石見神楽部は「鹿島」という神楽を舞いました。「鹿島」は古事記を原拠とする、大国主命の国譲りを神楽にしたものです。大国主命が作り支配する国を、天照大御神の子孫に譲るという話です。しかし、大国主命の息子である建御名方神は譲ることが気にいらず、天つ神に力比べを挑みます。(ここのところが見所で、天つ神役の3年生西本君と建御名方神役の2年生橋口君との力比べは見ごたえがありますよ。)結局、建御名方神は降参し、父の神大国主命の言うとおり国譲りを、気持ちよく納得することになります。
今回、赤の狩衣(上着)を着て神役を舞ったのは、3年生女子の米浦さんです。地元神楽社中に所属していない彼女ですが、練習を重ねることで、多くの観客の皆さんの前で、堂々と舞えるようになりました。邇摩高校石見神楽部は女子生徒もどんどん活躍の場をひろげていってます。