3年生の萱堂桃香さんが、8月7日から10日にかけて長野県佐久市で行われた総文祭に出場しました。萱堂さんは2年連続の出場です。
開会式の後、小雨交じりの中、文学研修に出かけました。旧中込学校・藤村記念館・小諸高浜虚子記念館・堀辰雄文学記念館などを訪ねました。堀辰雄の『風立ちぬ』『信濃路』を読み直したくなりました。意外なことに、追分にはシャーロック・ホームズの像があります。翻訳家が追分の宿にこもった縁によるものです。
部門別交流会では、「一茶かるた」をしました。俳句が読まれて札を取るのですが、季語と季節を答えて、正解しないと自分の札にすることができません。ひっかけの問題があり、和気あいあいとした楽しい時間でした。その後、ワークショップをしました。
記念講演会は、歌人の穂村弘さんの「言葉の不思議」をテーマとしたものでした。穂村さんはユーモアを交えた優しい語り口で、偶然性と構成が短歌のポイントとなることを語られました。学ぶことの多かった総文祭でした。